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さよなら

なにもかも捨てようとしたら
一番大切なものだけ失って、どうしたらよいのか途方に暮れています。
途方に暮れているといっても、もうちゃんとその原因は分かっていて、
納得もしていて、仕方ないことだと思っていて、
それでも、その存在の大きさと、自分の間違いに改めて気づいて、
死にたいくらいに苦しくなったり。
でもきっとそのキツさはそんなものじゃなくて、それを思い知って。
どうしたらいいのかわからない。
なのにやっぱり未練たらたらだから大変。
もう、戻りたいとかそんな酷いこと思いません。
願わくば、その“大切”が、幸せであるように。
私のことなんて忘れてくれますように。
まわりに守られて、穏やかであるように。
もう惑わすものが、その周りに出ませんように。
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初心に帰る舞姫

現代文の授業で、久しぶりに森鴎外の「舞姫」を読みました(ネタバレを含みます)
最後に読んだのは確か小学校中学年、口語訳されたものだったような気が…
この年になって改めて読んで、初めてきちんと意味や意図を理解できた気がします。
昔からわりと頭でっかちで、他の同級生よりボキャブラリーの多い子でしたが、
言葉の意味は分かってもいまいちこの話が言いたいことや、どうしてそうなるのか、本当には理解していなかったような。
仕事の旅行でも恋くらいしていいじゃんって、素直に大臣に打ち明けてエリスも連れて帰ればいいじゃんって、
本気で思ってました。
エリスが発狂した理由も踊り子の身分の低さもよく分かってなかったし。
小学校中学年の頭でっかちに、到底理解出来るとは思わないけれど、違うんだよって言ってあげたい。

さて、改めて読んだ感想を一言で表すと。
「どいつもこいつも…」
下劣な座長。低能な「同郷人」。娘の貞操よりお金な母に、偽善者な相澤氏。
そして主体性も決断力も発言力もない豊太郎に、それにホレちゃうエリス。デリカシーのない男性陣。


私、舞姫の登場人物は人間の弱さを、よく表していると思うのです。

自分を正当化するためなら多少人に罪を着せてもしょうがない。責任転嫁はお手のもの。
人を妬む、嫉む、貶むる。
大切なことでもなかなか打ち明けられない。
子供が出来たら相手が重くなってしまう。
面倒事からはできれば逃げたい、自分の知らない所でいつの間にか解決してくれないかなぁなんて考える。
離れていれば思わずにはいられないし、思いつめたらなんだってする。
愛か生活かと問われればやっぱり生活が大切だし、出世の道も捨てたくない。
そして、最後に、一番信じていたものに裏切られた時、人は簡単に壊れてしまう。
私だったらこんな物語書いていたらきっと病んでしまう(笑)

人間の嫌な面を突きつけられるし、読後の後味も悪い(ヒロインが狂って終わりだなんて!)。
だけどそういうのを盛り込みつつ、ひとりの青年の恋や挫折、葛藤といった無数の糸を
一本の物語として本当の手記のように繊細に書いている。
それにいろいろ考えさせられる。
だからきっと著者は、実力のある作家として名を連ねているんだろうなぁ。

描かれていない、幸せだったはずのエリスと豊太郎の暮らしはどんなものだったんだろう。
「同郷人」達は有能なものを押しのけて、望むものを手に入れたんだろうか。

相澤氏は発狂したエリスをみてなお、「出世の障害」というだけの認識しかもてなかったのか。

気の触れた娘と、その胎内の孫を抱えて、エリスの母はどんな気持ちで豊太郎からの、
言わば手切れ金を受け取ったのだろう。

軽い気持ちでの言動は、後悔しても戻らない。さらにそうしてズレた歯車を隠そうとした結果、
被害被るのは自分だけではない。ついでに、お節介ほど怖いものはない(笑)
久しぶりに実感したりーちゃんでした!


「舞姫」を読んでの感想や御意見、またこの記事へのコメントなど頂けると嬉しいです♪
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Author:りーちゃん
読書好きな、どこにでもいる普通の女子高生です(*´ω`)
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